クルマの売り方5選と、それぞれのメリット・デメリットを紹介します

クルマ

クルマの売り方はいくつかあります。下取りや買取業者、オンラインなど…。
今まで7台のクルマ売却を経験してきた筆者がそれぞれの方法を徹底分析し、おすすめの方法をご紹介します。

クルマの売り方

クルマの売り方には、まず大きく以下の2通りに分類することができます。

  • 業者への売却
  • 個人売買

個人向けプラットフォームで業者が購入する、といった合わせ技も存在しますが、大きく上の2通りで大別すると理解しやすいでしょう。

業者への売却

業者への売却では、大きく以下の2通りの方法があります。
その道専門の業者のため、ローリスクでクルマを手放すことができます。

下取り

新たにクルマを購入するディーラーやショップにクルマを引き取ってもらうことを言います。
下取りに出すクルマの査定額は、新たに購入するクルマの資金に充てられます。

※その性質ゆえ、厳密には「買取」の定義から外れるかもしれませんが、広義では括られることが多いため本記事でも取り上げました。

下取りでクルマを手放すメリット
  • 今のクルマの売却から新しいクルマの登録等手続きまでまとめて1社に依頼できるため、新しいクルマの納車まで最も手間がかからない
  • ディーラーやショップと良好な関係性を構築できる
  • トラブルになるリスクが少ない
  • 新しいクルマが納車されるまでの期間について、融通が利きやすい
下取りでクルマを手放すデメリット
  • 査定額が新しいクルマの買値一部に充てられるため、手元にキャッシュが返ってこない
  • 買取店などその他方法のほうが査定額が高くなる可能性がある

買取店

こちらはその名の通り業者にクルマを買い取ってもらうものです。

下取りとの違いとして、新しいクルマの購入有無は関係なく、売却額はすべてキャッシュで手元に入ります。

買取店でクルマを売却するメリット
  • 専門業者のため、売却に関する手続きを全てお任せできる
  • 下取りに比べ、査定額が高く出るケースが多い
  • 複数業者に査定を依頼することで、相見積もりが可能
買取店でクルマを売却するデメリット
  • 下取りに比べるとやや手間がかかる
  • オーナーの情報が乏しいと買い叩かれる可能性がある
  • 悪質な業者の場合、契約後にイチャモンをつけて減額されることがある
買取一括査定について

一括査定は、とある一つのサイトでクルマの情報を入力し見積もり依頼をかけると、複数の買取業者から査定依頼が来るというシステムです。

本記事でいうと「買取店」に当てはまりますね。
メリット・デメリットについても「買取店」とほぼ同様です。

しかしながら、一括査定特有の以下の懸念を留意しておく必要があります。

依頼直後の各社からの電話が凄まじい

冗談抜きにWebサイトでの依頼完了後数秒後に大量の電話が来ます。
まさに鬼電です。


買取業者にとって、売却希望者の1発目の査定は成約率が高いようです。
そのため、最も直近のアポを取るために各社が躍起になって電話してきます。

※この点の悪評から、近年は営業電話無しを売りにしているサイトもいくつか出てまいりました。

結局、業者が現車確認に来るまで買取価格はわからない

業者によっては、また中古車市場での流通台数が多い車種の場合は、走行距離や年式などのスペックによりある程度の相場感を提示してくれるケースも有るようです。

しかしながら、「仕入れ」となると細かな状態で金額が変わりまくるため、査定員がチェックするまでは具体的な買取金額がわかりません。

現車確認で買い叩かれる可能性がある

買取業者の常套手段が2つ。
「いくらで売りたいですか?」というセリフと、「この場で決めてくれたら優遇しますよ(意訳)」。
特に査定1社目の場合。

相場感がわからずに正直な最低金額を答えてしまって、それが買取相場より安かった場合は業者にとっては儲けものです。

相見積もりにするためにまずはとりあえず金額を提示してもらうように伝え、各社が金額を出した時点で考えましょう。

見積もりが出揃ったところで最高値を提示した業者に依頼するのもいいですし、最高値が希望を下回っっている場合は交渉余地がありそうな業者に最高額を提示したうえで掛け合ってみるのもいいでしょう。

個人売買

個人売買では、大きく以下の3通りの方法があります。
ただし、これらのプラットフォームを利用して業者が購入するケースもあります。その場合、本質的には「業者への売却」になるでしょう。

ハイリスクハイリターンな方法ですが、うまく活用出来たら効果的にクルマを売却することができます。

オークション(ヤフオク!)での出品

LINEヤフー株式会社が運営する「ヤフオク!」を使って出品します。
https://auctions.yahoo.co.jp/

オークションという性質上、入札者が提示する限り高値で取引することができます。

ちなみに筆者がクルマを売却する際はヤフオク!一択ですw
以前はフリーフォーマットで車両状態から取引の流れすべてを訴求する必要があり、結構なハードルの高さでした。
しかし、近年は必要事項をシステムに入力するだけでも結構な情報を伝えられるため、ある程度出品ハードルが下がってきました。

オークション(ヤフオク!)でクルマを売却するメリット
  • 販売店のような中間マージンがほぼ無いなため、業者買取に比べて高値での売却が期待できる
  • オークションの仕組み上、そのタイミングで市場が求めている適正価格上限で売却できる
  • 取引に際しての手数料が爆安の6,160円のみ(出品システム使用料:3,080円+落札システム使用料:3,080円(1回の出品で売れた場合))
オークション(ヤフオク!)でクルマを売却するデメリット
  • クルマ自体や取引(ヤフオク!のシステム、名義変更手続きなど)に関しての知識が一定以上必要
  • クルマの状態を正確に記さないと、引き渡し後にトラブルが発生する恐れがある
  • 落札された後も譲渡者の名義変更が完了するまで気が抜けない
  • 運が悪いと常識のない落札者に遭遇する可能性がある
  • 個人出品ゆえに業者販売に比べて信頼性に劣るため、市場の販売相場よりかは安く落札される

フリマサイト(メルカリなど)での出品

ヤフオク!と同様にWebサイトまたはアプリ上での売買ですが、出品者の設定した価格での取引になります。

フリマサイト(メルカリなど)でクルマを売却するメリット
  • ヤフオク!ほどではないものの、販売店のような中間マージンがほぼ無いため、業者買取に比べて高値での売却が期待できる
  • ユーザー層が幅広いため、買取業者が首をかしげるようなクルマでも一定の金額で売却できる可能性
ヤフオクやフリマサイトでクルマを売却するデメリット
  • 手数料がある程度(メルカリで販売価格の10%)かかるため、金額に応じて手取りが差し引かれる
  • クルマ自体や取引に関しての知識が一定以上必要
  • クルマ自体や取引(ヤフオク!のシステム、名義変更手続きなど)に関しての知識が一定以上必要
  • 購入された後も譲渡者の名義変更が完了するまで気が抜けない
  • 運が悪いと常識のない購入者に遭遇する可能性がある
  • 個人出品ゆえに業者販売に比べて信頼性に劣るため、市場の販売相場よりかは安く落札される

SNSなどでの募集

X(旧Twitter)などでの取引も少なからず行われているようです。

SNSなどでクルマを売却するデメリット
  • 投稿がバズることで多数のユーザーにアプローチできる
  • 業者の中間マージンが無いうえ、手数料も差し引かれないため言い値ママでの取引が可能
  • 希少性が高いクルマの場合は、話題性により多数のユーザーにアプローチできる
SNSなどでクルマを売却するデメリット
  • クルマ自体や取引に関しての知識が一定以上必要
  • クルマ自体や取引(名義変更手続きなど)に関しての知識が一定以上必要
  • 購入された後も譲渡者の名義変更が完了するまで気が抜けない
  • 運が悪いと常識のない購入者に遭遇する可能性がある
  • 個人出品ゆえに業者販売に比べて信頼性に劣るため、市場の販売相場よりかは安く落札される

クルマの売却は、どの方法においても情報量勝負だ

いくつか売却方法を紹介してきましたが、悲しいかないずれにせよ情報弱者がカモにされる可能性が高いです。
本記事やその他の情報を参考に、皆さまが少しでも高値で売却できるよう願っております。

筆者おすすめはヤフオク!

前述したとおり、筆者としてはヤフオク!での売却が常です。
ある程度ハードルが高く一定のリスクがある方法ですが、ポイントを押さえることで最小限のリスクで取引することも可能です。
何より買取業者の相場より高く売却できる可能性が高いことが魅力ですね。

ヤフオク!での売買ノウハウについてはまた別記事でまとめてみたいと思います。

この記事を書いた人

モビリティ業界に勤務するゆとり世代男子。グランツーリスモと頭文字Dのせいでクルマにのめり込み、バイト漬け生活の末19歳でマイカーを所有。以降8台所有実績有り。
昨今は格安輸入中古車をあれこれ乗り回すカーライフを送っている。

趣味は釣り、スキューバダイビング、草野球、お酒、旅行、DIY…などなど。

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